【交通事故】後遺障害等級認定手続の流れや手続ごとの違いについて
2025/06/10
藤垣法律事務所 弁護士の藤垣です。
後遺障害等級の認定手続には,事前認定と被害者請求の2つがありますが,それぞれの流れや違いは,概ね以下のように整理できます。
①手続の流れ
【事前認定の場合】
①症状固定の判断 |
医師の診断などで症状固定時期に至ったことを確認します。 |
②後遺障害診断書の作成 |
主治医の先生へ,後遺障害診断書の作成を依頼します。所定の書式があるため,書式を持参の上で医師の診察や検査を受けるのが一般的です。 |
③後遺障害診断書の提出 |
相手保険に後遺障害診断書を提出します。 |
④事前認定の実施 |
相手保険による自賠責保険への提出を待ちます。 |
⑤後遺障害等級の結果通知 |
相手保険に結果の通知があり,相手保険から被害者側に知らされます。 |
【被害者請求の場合】
①症状固定の判断 |
医師の診断などで症状固定時期に至ったことを確認します。 |
②後遺障害診断書の作成 |
主治医の先生へ,後遺障害診断書の作成を依頼します。所定の書式があるため,書式を持参の上で医師の診察や検査を受けるのが一般的です。 |
③申請書類の準備 |
治療期間中の診断書やレセプト,交通事故証明書などの必要書類を取得し,申請書類に必要事項を記載します。 |
④被害者請求の実施 |
必要書類を自賠責保険会社に提出し,被害者請求を実施します。 |
⑤後遺障害等級の結果通知 |
申請者である被害者又は代理人に直接通知されます。 |
②両者の違い
項目 |
【事前認定】 |
【被害者請求】 |
提出する人 |
対人賠償保険 |
被害者自身 |
提出書面 |
必要書類一式 |
必要書類以外も提出可 |
提出物の収集 |
保険会社が行う |
被害者自身が行う |
方法選択に際しては,流れや違いを意識しながら検討するとより有益です。
さいたま市大宮区の藤垣法律事務所では,1000件を超える数々の交通事故解決に携わった実績ある弁護士が,最良の解決をご案内しております。
交通事故における後遺障害等級認定手続の詳細については,以下のページでも解説しています。
後遺障害等級認定とは何をするの?誰がどんなルールで認定するの?認定を受けるとデメリットはある?悩みを解消したい方への弁護士解説
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