ご相談事例
複数の詐欺事件に受け子として関与したものの、全件で不起訴処分となったケース
複数の詐欺事件に受け子として関与したものの、全件で不起訴処分となったケース
【ご相談内容】
ご相談者様は、SNS上でのいわゆる闇バイトに応募したことをきっかけに、3件の詐欺事件に受け子として関与してしまいました。3件目の被害者様が、事前に警察へ相談していたため、3件目の現場付近で警察に発覚し、逮捕されました。
当初、ご相談者様は、何らかの荷物を運送するアルバイトだと認識しており、業務内容に不明点が多いと思いながらもそのまま関与し続けていました。犯罪に関わっているとはっきり分かったのは、逮捕された後でした。
【弁護士の対応】
このような特殊詐欺事件は件数の多いケースが少なくないため、弁護士にて全体像の把握を試みたところ、ご相談者様の関与した事件は3件で間違いないと判断できる状況でした。そのため、3件それぞれの被害者様にお許しをいただくことを目指す方針を取りました。その結果、ご相談者様の立場や関わり方(事件を知らず闇バイトに関与してしまったこと等)をご理解いただくことができ、いずれの被害者様からもお許しをいただくことができました。
結果、全ての詐欺事件について不起訴処分となりました。
特殊詐欺事件の場合、事件の数や損害額が大きくなりやすいため、不起訴を目指す動きを取ることは難しいケースが多いですが、本件は不起訴を目指す方針が奏功した事例となりました。