ご相談事例
放火を疑われた事件で、犯人でないことを適切に主張し不起訴処分となったケース
放火を疑われた事件で、犯人でないことを適切に主張し不起訴処分となったケース
【ご相談内容】
ご相談者様の出入りする病院が出火するというトラブルがあったところ、ご相談者様に放火の疑いがかけられました。共犯者を名乗る人物が、放火を試みたことと、ご相談者様と共犯関係であることを自白したためでした。しかし、ご相談者様には放火事件に関与したことの心当たりがなく、自分は事件とは全く関係ない、とのご主張でした。
【弁護士の対応】
弁護士が内容を精査したところ、ご相談者様が犯人であることを裏付ける事情は特にないと判断ができました。また、共犯者を名乗る人物の自白も、自分の責任を軽減するために相談者へなすり付けようとしている可能性が高いものであったため、犯罪の立証ができないこと、ご相談者様が犯人でないことを説得的に主張する方針としました。
弁護士にて、ご相談者様の記憶する事実関係を詳細に把握し、疑われている内容と整合しない点を洗い出した上、その点に関連する客観的な証拠を確認することとしました。その上で、疑われている事実を裏付ける客観的な証拠はなく、ご相談者の主張する内容の方が正しいことを丁寧に示し続けました。
結果、ご相談者様の犯罪を立証することは困難であると判断され、不起訴処分となりました。